ハミルトン カーキフィールドVSカーキキング2012-12-20 Thu 18:40
『HAMILTON KHAKI(ハミルトン カーキ)』は、アメリカの時計メーカー『ハミルトン』社のミリタリーラインとして、同社で最も人気のあるシリーズとなっています。
『踊る大捜査線』TVシリーズで青島刑事が最初にしている時計が、このハミルトン・カーキキング(以下キング)のクォーツモデルであることは有名ですね。 最新作『踊る大捜査線 THE FINAL』でも新しいハミルトン・カーキ・フィールド(以下フィールド)が使用され、そのモデルが大人気になっています。 今回は、その新旧モデルの比較です。 まずは外観から。 ![]() 左がフィールド・オート、右がキング・オートです。 今回はオート、つまり自動巻きモデルでの比較をしてみます。 左のフィールドオートは、緑の文字盤に緑の革ベルト(画像はキャンバスベルト)がついています。 緑と言っても深いカーキグリーンで、外で見るとほとんど黒に見えるとても良い色です。 右はキングオートで、青文字盤に青の革ベルトがついていました。 この青は海軍をイメージしてか、ネイビーブルーに仕上がっています。 キングは、1stモデルでは、オート、クォーツ共に黒文字盤で王冠マークが入っていましたが、2ndモデルからは区別するためか、オートが青文字盤王冠入り、クォーツが黒文字盤王冠無しになりました。 このことが、最初の青島時計が「幻のモデル」になった原因です。 踊るファンでこのキングオートを持っている人が案外多いのは、この王冠マークが入っていたからです。 そしてほとんどの人が、ベージュのナイロンベルトに変えて、青島仕様としてつけていました。 後に、フジテレビから「カーキキング1990」が復刻され、クォーツモデルも王冠マークが復活しました。 新しい青島時計は、織田裕二さんが選び、元の緑の革ベルトを、カーキメカのキャンバスベルトに変更したということです。 そのため、カーキフィールドオートとセットで、キャンバスベルトも売れるといった状況が発生した訳です。 前置きはさておき。 両時計を比較してみると、まず気になるのがやっぱりお値段w カーキキングは36,750円、カーキフィールドは58,800円です。 その差はケースの仕上げから来るものでしょうか? フィールドが、本体ヘアライン仕上げ、ベゼル鏡面仕上げにしているのに対し、キングはサンドブラスト仕上げ。 画像からもわかるように、つやありとつや消しですね。 まあ磨いているぶん、高級感もあり高いという訳ですが、自分的にはフィールドのベゼルはヘアライン仕上げにして欲しかったですね。 なにせミリタリーは光ると敵に見つかりますからw せっかくカーキグリーンの文字盤なのにミリタリー色落としてますよね? ちなみにカーキキングのケースは「MADE IN HONG KONG」なんです。 本来ミリタリーウォッチというのは、如何にコストダウンできるか?ということですからねw ケース文字盤の大きさは、フィールドが直径1mm大きく、厚みもあるので、ひとまわり大きな印象です。 38mmという大きさは、ひと昔前だと大きめでしたが、今となってはメンズの標準サイズですね。 ただ、キングには竜頭ガードがありますので、横幅はあるように見えるかもしれません。 裏面です。 ![]() 本来ミリタリーウォッチの裏面が見えるというのもどうかと思いますが、そこはご愛嬌w 不思議なことに、当時カーキキングはクォーツもオートも同じ値段でした。 今はオート(自動巻き)の機械が入っているほうが高いのが普通です。 かといって、カーキキングに使用されている機械がダメかというと、全くそうではありません。 カーキキングに使用されている機械は、ETA2892A2といって、スイス製の3針モデルのほとんどがこの機械をベースに使用しています。 カーキフィールドはETA2824-2、ETA2892A2と同じ直径ですが、厚さが少しあります。 それが、時計自体の厚さの違いに影響しているんですね。 基本的な精度は両方ともそれほど変わりませんが、年々改良が加えられ、仕上げが多少違います。 実際はETA2892A2の方が流通していると思われますが、メンテナンスに関しても問題ない機械です。 特に裏スケルトンモデルは、機械自体をきれいに見せるため、金または銀のメッキをかけています。 まあこれ位の機械だと裏面を見るのも最初だけでしょうか? 日差は、自動巻きモデルだと1日±15秒以内ならOKと言われてますから、クォーツに比べると全然だめですね。 それでも最近のモデルは精度が上がり±0秒を出せるものもあります。 ただし、自動巻きは使用状況によりますので、すぐに止まる方は、外す前に竜頭でねじを巻いておくようにすると良いですね。 最後に現行フィールドのクォーツ(右)を紹介しておきます。 ![]() フィールド・クォーツはカタログに載っていないので、定番ではないのかも知れませんが、一部販売しているお店がありますよ。 こちらはしっかりミリタリー仕様です。 同じケースですが、仕上げでこうも印象が違うんですね。 自分はやっぱりクォーツモデル押しですね。 価格もお店によってはかなりお買い得です。 「踊る大捜査線THE FINAL」青島モデル最安値!
こちらは定価ですが、評判が良いお店
ベルトはこちら!
クォーツモデルはお買い得!
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